めぐりの手帖

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【めぐりの手帖】楓蔦黄——黄色は、最初からそこにあった

七十二候は霜降の末候「楓蔦黄」、山が色づく頃。黄葉の黄色は秋に作られる色ではなく、春からずっと葉の中にあった色——本来の調子とは何かを、鍼灸師・しののめめぐるがつづる月曜夜の小さなエッセイです。
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【めぐりの手帖】霜始降——体の初霜を、記録する

七十二候は霜降の初候「霜始降」、初霜の便りが届く頃。今年はじめて湯船が恋しかった夜——誰も記録しない「体の初霜」のこと。鍼灸師・しののめめぐるがつづる月曜夜の小さなエッセイです。
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【めぐりの手帖】蟋蟀在戸——冷えの声は、戸口で鳴く

七十二候は寒露の末候「蟋蟀在戸」、虫の声が戸口まで近づく頃。寒さに正直な小さなものたちと、体の戸口=足先から始まる冷えのこと。鍼灸師・しののめめぐるがつづる月曜夜の小さなエッセイです。
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【めぐりの手帖】鴻雁来——先頭は、交代していい

七十二候は寒露の初候「鴻雁来」、雁が北から渡ってくる頃。先頭を交代しながら海を越えるV字編隊と、風を受け続ける人の肩のこと。鍼灸師・しののめめぐるがつづる月曜夜の小さなエッセイです。
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【めぐりの手帖】水始涸——実りは、水を抜いてから

七十二候は秋分の末候「水始涸」、田の水を抜いて稲刈りに備える頃。注ぎ続けるだけでは実りに届かない——落とし水と眠りの似ているところを、鍼灸師・しののめめぐるがつづる月曜夜の小さなエッセイです。
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【めぐりの手帖】蟄虫坏戸——まず閉めて、それから休む

七十二候は秋分の次候「蟄虫坏戸」、虫たちが土にもぐり戸をふさぐ頃。まぶたという生まれつきの雨戸と、夜の戸締まりのこと。鍼灸師・しののめめぐるがつづる月曜夜の小さなエッセイです。
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【めぐりの手帖】玄鳥去——回復は、出発に似ている

七十二候は白露の末候「玄鳥去」、ツバメが南へ帰る頃。来た日は気づくのに、去った日は誰も覚えていない——不在と回復の似ているところを、鍼灸師・しののめめぐるがつづる月曜夜の小さなエッセイです。
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【めぐりの手帖】鶺鴒鳴——名前を知った日から、見える

七十二候は白露の次候「鶺鴒鳴」、セキレイが鳴く頃。一年じゅうそこにいた鳥が、名前を知った日から見えるようになる不思議と、体の声のこと。鍼灸師・しののめめぐるがつづる月曜夜のエッセイです。
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【めぐりの手帖】草露白——露は、静かな夜にしか降りない

七十二候は白露の初候「草露白」、草の露が白く光る頃。露が降りるのは、よく晴れた風のない静かな夜だけ。眠りと露の似ているところを、鍼灸師・しののめめぐるがつづる月曜夜の小さなエッセイです。
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【めぐりの手帖】天地始粛——夏の疲れは、涼しくなってから届く

七十二候は処暑の次候「天地始粛」、暑さがようやく鎮まりはじめる頃。涼しくなってから届く「夏の疲れ」の請求書のこと。鍼灸師・しののめめぐるがつづる月曜夜の小さなエッセイです。