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布団に入った瞬間は眠れそうな気がしたのに、いつの間にか目が冴えて、気づけば1時間も2時間も経ってしまっている。そんな夜が続くと、「自分はもう眠るのが苦手な体質なのかも」と感じてしまいますよね。
実はこの「布団に入ってからの目の冴え」は、体質ではなく自律神経のバランスが乱れているサインであることが多いです。今回は、自律神経と東洋医学の「気」の関係を紐解きながら、布団の中で寝たままできる「安眠のツボ」を3つご紹介します。
自律神経が乱れると、なぜ眠れなくなるのか
私たちの自律神経には、活動時に働く「交感神経」と、休息時に働く「副交感神経」があります。本来、夜になると自然に副交感神経へバトンタッチされ、心身がリラックスモードに入ることで眠りに落ちていきます。
ところが、日中の緊張やストレス、考えごとが多い状態が続くと、夜になっても交感神経が優位なまま切り替わらず、脳や体が「まだ起きていてもいい」と判断し続けてしまいます。これが、横になっても目が冴えてしまう状態の正体です。
東洋医学から見ると「気」が落ち着かない状態
東洋医学では、こうした状態を「気」が頭や心(しん)に集まりすぎて、ゆったりと体全体を巡れていない状態として捉えます。「心(しん)」は精神活動の中心と考えられており、ここが乱れると考えごとが止らなくなったり、些細なことが気になって眠れなくなったりします。
自律神経の切り替えがうまくいかない西洋医学的な状態と、気が落ち着かず巡りが乱れている東洋医学的な状態は、表現は違っても同じ現象を別の角度から見ているとも言えそうです。
布団の中でできる「安眠の3大ツボ」
寝る姿勢のまま、指の腹で優しく押してみてください。強く押す必要はなく、心地よいと感じる程度の力加減で十分です。
※プロからのワンポイントアドバイス
ツボ押しは、脳や体が「リラックスできる環境」に整っているときほど、気血が動きやすく効果を実感しやすくなります。布団に入る前に心地よい香りで脳の緊張を緩めたり、照明を落として過ごしたり、あらかじめサプリ等で内側から休息スイッチをサポートしておくことで、ツボを押した瞬間にふっと深い眠気が訪れやすくなりますよ。
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① 百会(ひゃくえ)〜頭の高ぶりを抑える〜
- 位置:頭のてっぺん、両耳を結んだ線と眉間からまっすぐ上がった線が交わるあたりです。
- 期待できる効果:全身の経絡が集まる場所とされ、頭にこもった気を静め、考えごとで高ぶった気持ちを落ち着けるサポートをしてくれます。
② 内関(ないかん)〜不安やドキドキを和らげる〜
- 位置:手首の内側、横じわから指3本分ほど上、2本の腱の間にあります。
- 期待できる効果:「心(しん)」と関わりの深いツボで、ドキドキする感覚や不安感を和らげ、気持ちを静めるのに役立つとされています。
③ 三陰交(さんいんこう)〜全身の巡りの要〜
- 位置:内くるぶしの最も高いところから、指4本分ほど上に上がった、骨の後ろ際です。
- 期待できる効果:体の巡りを整える要となるツボで、気血のバランスを全身に届けるサポートをしてくれます。冷えやすい方にもおすすめです。
それぞれ5秒ほどゆっくり押して、ふっと力を抜く。これを3回ほど繰り返すだけで構いません。布団の中で目を閉じたまま、呼吸に意識を向けながら行うとより効果的です。
日中からできる自律神経のいたわり方
夜だけでなく、日中の過ごし方も自律神経の切り替えやすさに影響します。デスクワーク中も、1時間に一度は目を閉じて深呼吸をする時間を作ってみましょう。吸う時間より吐く時間を長くする呼吸は、副交感神経を優位にしやすいと言われています。日中に少しずつ気を緩める習慣をつけておくことが、夜の切り替えをスムーズにする土台になります。
おわりに
布団の中で目が冴えてしまう夜は、自律神経がうまく切り替わらず、気が頭にとどまっているサインかもしれません。今夜は3つのツボに優しく触れながら、ゆっくりとした呼吸とともに、心と体の切り替えを促してあげてくださいね。
もし、「ツボを押してもなかなか頭の緊張や考えごとが抜けない」と感じる場合は、内側からダイレクトに休息のスイッチをサポートしてくれるセルフケアを取り入れてみるのも一つの方法です。
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ほんの少しのセルフケアをプラスして、今夜は朝まで心地よい眠りに包まれますように。



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