【眠りのQ&A】コーヒーは眠気を「隠す」だけ?夕方の一杯が夜に響く理由

睡眠セルフケア

金曜の夜にお届けする、短い眠りのQ&Aです。今夜は、仕事のお供にまつわるこの質問。

Q. 夕方のコーヒー、夜の眠りに響きますか?

A. 響くことがあります。カフェインは、量が半分に減るまでに4〜6時間かかるからです。

18時のデスクで飲んだ一杯が、24時の布団の中でまだ半分働いている——そんな計算になります。

カフェインは眠気を消さない、「隠す」だけ

起きている時間が長くなるほど、脳には眠気のもとになる物質がたまっていき、それが受け皿にはまることで眠気を感じます。

カフェインは、この受け皿を先にふさいでしまう性質があります。眠気が消えるのではなく、眠気に気づけなくなるだけ。頭は冴えているのに、体の疲れはたまったまま。

だから隠れていた眠気は、夜になっても寝つけない、眠りが浅い、という形で戻ってくることがあるのです。

コーヒーと眠りを両立させる3つの目安

  1. 最後の一杯は、寝る6時間前までに。24時に眠る方なら18時が目安。感じ方の個人差が大きいので、眠りが浅い自覚のある方は15時までに早めてみてください。
  2. 夕方以降は、ノンカフェインに置き換える。麦茶やルイボスティー、カフェインレスコーヒーなら、一息つく時間はそのままに、影響だけを減らせます。
  3. 夕方の「眠気覚ましの一杯」が増えていたら、睡眠不足のサインと捉える。隠している眠気の分だけ、夜の眠りを先に整えるのが根本のケアです。

はじめの一歩はメモひとつ。明日、最後の一杯を飲んだ時刻を覚えておくことから。

鍼灸師の豆知識:夏の麦茶は理にかなった知恵

置き換え先の筆頭、麦茶は昔から夏の定番でした。東洋医学では、原料の大麦は体にこもった熱をやわらげる性質を持つと考えられてきました。

ノンカフェインで、汗をかく季節の水分補給に向き、夜の眠りも邪魔しない。冷蔵庫の麦茶ポットは、じつは夏の養生です。キンキンに冷えたものを一気にではなく、少しぬるめをゆっくりが、胃腸にやさしい飲み方。

午後の眠気をコーヒーでしのぐ日が続いている方は、昼間に眠くなる人へ|自律神経を整える食事の時間もあわせてどうぞ。香りを楽しみつつ、よい週末を。

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